司馬遼太郎の『街道をゆく』に掲載された須田剋太の挿絵原画全作品集で、第一～第四集の4冊セットです。 須田は1990年に84歳で亡くなりましたが、『街道をゆく』が1971年に週間朝日で連載が始まると、挿絵画家として司馬と共に歩き、日本の原風景を中心に独特のタッチで描いています。スケッチの中には司馬遼太郎を描いているものもあり、また須田の書いた文章も読み応えがあります。 （社）近畿建設協会が発行したもので、出版当時12,000円で販売されていたものですが、既に絶版となっており希少な全集です。 長らく書棚にしまい込んでいたために、外箱の底などに小さな傷とシミ（写真参照）がありますが、本体の4冊には目立つ損傷や汚れはなくコンディションは悪くないと思います。 【サイズ】 　縦　27.5 ㎝ 　横　22.0 ㎝ 　厚さ 8.0 ㎝