TEIL1は、DJやプロデューサーのためのハンズオンアプローチのディレイを追求したフラッグシップ製品です。 主なディレイ・アルゴリズムはテープ・ディレイをシミュレートしており、TIMEノブでテープをスピードアップまたはスローダウンさせることができます。3200ms～400msのタイム・モードを循環させると、ディレイ・タイムはステップごとに半分または2倍になります。切り替え時にフィードバック・ループに残っているリピートは、テープ・ディレイのスピードを急激に変化させるように、タイムとピッチが2倍または半分になります。この機能を使えば、面白いリズム・パターンを作ることができます。FAST、FULL、LOOPモードに切り替えると、フィードバック・パスからリピートが削除されます。 LOOPモードでは、最大12秒までのループを作成し、ワープさせることができます。TIMEノブでループのスピードを変え、FEEDBACKノブで粒度を変えることで、面白いサウンドを作ることができます。スピードの変更は、オールドスクールなタイム・ストレッチ・アルゴリズムによって実現されています。 MIX/WETスイッチはギターFXにはないもので、ウェットなディレイ信号だけを戻すことができます。これは特にDJミキサーで、元の信号をFXリターンに戻したくない場合に便利です。 ANALOG/DIGITALスイッチは、ANALOGを選択すると、ハイカットフィルターとマイルドなテンポ/ピッチモジュレーションを適用できます。 MOMはMomentaryの略で、スイッチをオンにすると、ボタンを押している間だけ信号がFXループに入ります。この機能は、孤立したサウンドに長いディレイをかけるのに適しています。例えば、ミックスの中でスネアだけをディレイさせたい場合などです。 高音質実現は、設計当初から常に最優先事項でした。TEIL1は全てのアナログステージで低ノイズエレクトロニクスを使用し、ディレイリピートのみDSP環境で処理され、オリジナル信号は変換されません。すべてのAD/DA変換は高性能24ビット・コンバーターで行われます。 ノブを含む寸法 L120mm x W110mm x H50mm