初代東光の極上市松人形さんです。 いわゆる「八重子顔」と呼ばれる、頬のふっくらした初代の極めたお顔となります。 爪切り付き。 12号　42㌢ほど。 お迎えした時に髪が浮きかかっていましたので、ずいぶん前に四代目東光様に託して吹き足していただきました。 もともとの横髪もたっぷりあったので、とても見栄えがします。 やや白みがかった胡粉は、京都丸平さんお取り扱いのお品と同じものだそうです。 全面に総手刺繍の入った大変豪華なお振り袖をお召しです。 五つ紋（前胸に二つ、背中に一つ、後ろ袖に二つ）は、もっとも格式の高い着物の証で、豊臣家の紋として有名な五三の桐が白抜きされています。 帯と帯締めはアンティーク、帯揚げが劣化していましたので替えました。 紙札が下がっていて「初代　東光　230000」とあります。